プラスチックカード印刷
オフセット印刷とインクジェット印刷の違いについて
プラスチックカード印刷・作成専門サイト研美社のホームページにお越しいただきありがとうございます。
今回はオフセット印刷とUVインクジェット印刷の違いについてご説明いたします。
オフセット印刷とは
オフセット印刷は刷版についたインキをブランケットと呼ばれる樹脂やゴム製の転写ローラーに
一度移し(オフ)、その転写ローラーに移されたインキをブランケットを介して
カードに転写(セット)させるといった、版と用紙が直接触れない印刷方式から「オフセット」という名がつきました。
プラスチックカード印刷は1枚の基材シートに25面付けされた状態で印刷を両面施し、
オーバーシートを貼り、熱プレス後冷却し一枚の大きな硬質塩ビカード状態に仕上げた後に、
一枚ずつカードサイズにトムソン抜きする手法がもっともポピュラーなオフセット印刷カードの作り方です。
大ロット向け、1000枚以上のカード印刷にお勧めです。
使用用途
使用用途としては、アパレルショップ、ファンクラブカード、美容室、映画館、その他ショップなどで使用されることが多いです。
クレジットカードやキャッシュカードもこのタイプのカードです。
また、表面オーバーシートは光沢仕上げとマット仕上げを選択することができ
ツヤ感のある仕上げで高級感を醸し出したり、マット仕上げで上品な風合いに仕上る事もできます。
透明カードのような少し変わった仕様にすることでオシャレなインパクトを与えることも出来ます。
署名の出来るサインパネルや凹凸のあるエンボスナンバリング、
1 枚ずつ異なるナンバリング・バーコード印字など 様々なオプション加工にも対応いたします。
UVインクジェット印刷とは
UVインクジェット印刷とはオフセット印刷のように版下を作成する必要がないので、
小ロットで印刷をする場合や価格を抑えたい時などは大変便利です。
既にカードサイズ(85.6㎜×54㎜)になっている個枚の状態から印刷をおこないます。
オフセット印刷と違うのは、大きなシート状に印刷して大判の状態からトムソン抜きする方法ではないところです。
インクジェットの方法は、カードにインクを吹き付け、直後にUV 照射にて瞬時に硬化させる印刷方法です。
インクが硬化した独特の手ざわりや、マット感と立体感のある仕上がりとなります。
バリアブル印字対応や大判サイズにも印刷可能ですので、ご相談くださいませ。
インクジェットはフルカラー対応なので色数を迷う必要もないのが特徴です。
少ロットで多品種のカードをご作成の場合は、
UVインクジェット印刷がもっとも安価でキレイに仕上げることができます。
少ロット向け、2000枚以下のカード印刷にお勧めです。
この記事を書いた人
村上 泰佑営業部
大学卒業後、大手情報通信業の会社に入社。
その後は美術関連などのクリエイティブ業に従事、箱メーカーや研美社にて12年の工場長、プロダクトマネージャーを経験。
現在は営業部の第一線として製造の経験を生かした幅広いカード製作の提案を行っている。
特にICカードやシステム絡めた営業を得意としている。