プラスチックカード印刷の豆知識
磁気テープ付きカードについて
磁気カード(黒いストライプが入ったカード)とは、カード上面に貼付けた磁気ストライプテープの中に任意の情報を
エンコード(符号化)できるカードのことです。磁気カードリーダーと呼ばれる端末機器を使用してデータを読み取り
認証確認や決済、ポイント付与等を行います。
ほかにもデザイン性重視した磁気ストライプ(黒い帯)が見えないタイプのものや、抗磁力(磁力に強い)や
テープ幅も様々な種類がありICカードが普及した今でも色々なシーンで使われています。
例えば、銀行のキャッシュカードやクレジットカード、ガソリンスタンドの会員カード、
Tポイントカードにも磁気カードが採用されていますね。
当社でも磁気カードを販売させていただく機会がたくさんありますが、やはり磁気カードの良い所はその「安さ」です。
ICカードの種類にもよりますが一枚あたり半分以下の価格で手に入れる事ができます。
ちなみに日本市場で流通しているほとんどがJISⅡ仕様という規格のもので「メモリ容量=72バイト」とされています。
記録できるデータ量としてはICカードに比べ少ないですが、利用シーンによっては今でも十分活用できるアイテムなんです。
(実はICカードを利用しているところでも、容量を全然使っていないことが多かったりします。)
磁気カードの取り扱いの時は磁気に気を付ける事。
磁石が磁気カードをかすっただけで磁気が壊れるという実験を社内でも行ないましたが、それほど磁気に磁石は天敵になります。
マグネット留めの財布使ってる方は、磁気ストライプの部分にマグネットを接触させたりすると、中のデータに不調をきたす恐れがあるので特に気を付けてください。
良い点
- カード本体が安い
- セキュリティ設定が簡単
- システム導入費用がICと比較して安価
知っておくべき点
- 記録できる情報量に注意
- セキュリティ性はICカードより低い
簡単にですが両者の比較を表にまとめてみました。
*1・・・ mifare1K 4byte 白無地カード 100枚の単価。
*2・・・磁気テープ 白無地カード 100枚の単価。
*3・・・mifare1K 4byte オフセット1色/1色カード 1,000枚の単価。
*4・・・磁気テープ オフセット1色/1色カード 1,000枚の単価。